会社が従業員にクリスマスプレゼントを贈る風習があるデンマーク

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今日はクリスマス・イブ!!

実は、デンマークでは25日のクリスマス当日よりも、24日のクリスマス・イブの方が重要な日。家族・親族・親友との食事会は24日に行うのが普通なのですが、クリスマスプレゼントも24日に開けちゃいます。

※ 日本や英語圏のアメリカ・イギリス・オーストラリアでは、25日にクリスマスプレゼントを開けるのが一般的ですが、非英語圏の欧州では24日のクリスマス・イブにプレゼントを開けるのが一般的なようです

欧米では、家族・親族全員が他の全員にプレゼントを相互に贈り、順番に開けてもらったプレゼントを見せびらかして盛り上がるのが一般的。デンマークも同じなので、大家族にもなるとプレゼントの開封の儀でかなり時間を要するそうです。

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さて、プレゼントに関してちょっと面白いのは、デンマークの会社の風習。

なんとっ!!

デンマークでは、会社が全従業員にクリスマスプレゼントを贈るという素敵な風習があるのです〜!!

プレゼント内容は会社によって様々なのですが、僕の会社では4つのプレゼントから欲しいもの選べるというものでした〜!

まず1つ目は、高級スイーツの詰め合わせバスケットセット!!! デパートで売られているお値段高めのチョコ、ジュース、コーヒーが入っているので高級感があります。

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そして2つ目は、エスプレッソケトルとエスプレッソ用カップのセット!!!ケトルだけでなくて4つもカップがついてくるのがすごい・・・。

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3つ目は、蒸留酒のジンとグラスのセット!!! ジンはカクテルに使われることが多いお酒なので、お酒好きにはたまらないかもしれません。

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そして最後のオプションは、ワインとパスタメーカーセット!!!小麦粉を練り、手回しハンドルをクルクルしながらパスタメーカーに通すと、色々な太さのパスタが作れるという優れもの。ワインは作ったパスタと味わうようだそうです。

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このクリスマスプレゼントが発表されたのは、11月末に開催されたちょっと早めのクリスマスパーティ。

パーティのオープニングで、会社の偉い人が「今年のプレゼントはこれです!」と発表してくれました。

発表後は、みんなでプレゼントを囲みながら、あれが良い、これが良いという品評会。

僕は急いで写真を撮って、(当時)フランスにいた奥さんにメッセージ!!

「僕的には、4つ目のパスタメーカー推しだけど、どう?」
するとすぐに、「パスタメーカーがいい!!」とのGOサイン。

よしよし、と思って顔をあげると・・・

男性陣、みんな同じようにパートナーに確認中でした (笑)

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さて、当日はプレゼントの発表だけで、実際にもらえるのは後日ということ。どのプレゼントが欲しいか確認が入ったのでちゃんと「パスタメーカー」と回答しました。

そして先週、会社から「皆さんへのクリスマスプレゼントの準備ができたので、カフェテリアに取りに来てください〜」というメール。

おっ、来た!!

いそいそとカフェテリアに行くと・・・

並んでるー!!

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みんなのチョイスは結構バラバラですが、パッと見ではパスタメーカーが一番人気ですね!

ポストイットに名前が書いてあるので、自分の名前を探すと・・・

お〜〜〜、発見!!

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やったね!パスタメーカーゲットだぜ!

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会社が従業員にクリスマスプレゼントを贈るというこの風習、デンマークでは非常に重要だそうです。なぜなら、従業員の中にはプレゼントの内容が悪いというだけで辞めてしまう人も?!(本当かな・・・)

でも、会社が従業員のプレゼントにかけられる値段には上限があります。

デンマークの税法上、会社が従業員にお金以外のモノ・サービスを提供した場合、一定金額を超えると受け取った社員が税金を払わないといけないというルールがあります。

そのため、プレゼントは税金が発生しない基準内の価格でベストな物を考えるそうです。

それでも、2020年の基準では1,100クローネ(約18,000円)が上限。日本なら引き出物や香典返しの相場が5,000〜10,000円ぐらいなので、それに比べると結構豪華! 

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もらったパスタメーカー、まだ使っていないのですが、これで「うどん」を作る予定です。使えるプレゼントをもらえるって、嬉しいなっ!

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会社が従業員にクリスマスプレゼントを贈る風習があるデンマーク」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 従業員満足度に気を遣う?!デンマークの会社 - Living in Denmark

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