スーパーで買える「デンマーク版クリームパン」

つぶやく シェアする

今週、デンマークの子供達はちょっとウキウキ♪

なぜかというと・・・、日曜日に Fastelavn (ファステルゥン) というお祭りを控えているから🎉

Fastelavnは、キリスト教における重要な祭日の一つで、復活祭と呼ばれるイースターのちょうど7週間前の日曜日と決まっています。

本来の意味合いは、復活祭にむけた準備をスタートするため。敬虔な方は、十字架にはりつけの刑に処されたイエス・キリストに倣い、祈り・断食・慈善活動を通じて救世主の受難に思い馳せるそうです。

本当は、復活祭の46日前の「灰の水曜日(Ash Wednesday)」が伝統的な準備期間(四旬節)の開始日だそうです。ですが、デンマークでは少し変化して、本来の日よりも3日間早いFestelavnの方がメインで祝われる感じになっているみたい。

でも、デンマークでは本来の宗教的な意味が薄れ、仮装した子供達が樽の中の猫を叩き出したら🙀、お菓子がもらえる楽しい子供のお祭り日♪

樽の中の猫を叩き出す件については、昨年の記事👇で紹介しているので、今日はFastelavnに必ず登場する菓子パンを紹介しようと思います〜。

と言っても、実は数週間前の記事で紹介済みのFastelavnsboller、僕的には「デンマーク版クリームパン」です!


僕がいただいたのは手作りのFastelavnsbollerだったのですが、パン屋さんやスーパーでもいろいろな種類の Fastelavnsboller が売られています。

こちらはパン屋さんの看板👇 ここは特にオーガニックの Fastelavnsboller が売りのよう。

ここからは、近所のスーパーSuperbrugsenに行った際に実際に売られていた Fastelavnsbollerです。一気にご紹介します〜♪

まず、中にはバニラ風味のシナモンシュガーが入っているクラシックタイプ! 以前紹介したように日本のクリームパンにちょっと似ています。 ちなみに通常価格8クローネが5クローネ(約90円)とちょっとお買い得でした。

画像

👇のFastelavnsbollerは、タルトのように中が開いているタイプ。その名も「Åben (オープン)」です。上にサラッとアイシングを垂らすのはクラシックタイプと似てますね。

画像

そして、いきなり値段が跳ね上がるのが、シュークリームタイプのFastelavnsboller! 

画像

クラシックタイプやタルトタイプのものが90円ぐらいだったものが、1個あたり約300円なのでかなり高級な感じです。

さて、せっかくなので3時のお・や・つに、クラシックタイプのものを一つ買って味見。

画像

甘くて美味しかったけど、会社のPiccolineちゃんが手作りしてくれたFastelavnsboller👇の方がたくさん甘いクリームが詰まってて断然に美味しかったなぁ🤤

画像

***

ちなみに、伝統的な復活祭の過ごし方にのっとるならば、Fastelavnが過ぎたらFastelavnsbollerのようなご馳走は控えるのがルールだそう。復活祭は受難を受けたイエス・キリストを思い馳せるための行事。好きなものをあえて絶ったり、贅沢なものは止めたり、自ら制約を加えて日頃の自分の甘さを悔い改めないといけないみたい。

なので、味わうならFastelavnの前がいいかも〜(まぁ、僕はキリスト教ではないので関係ないけどね・・・)

つぶやく シェアする

\新着記事や🇩🇰の日常をツイートします/