デンマーク特有の祭日「大祈祷日」は丸パンを食べる日

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日本はゴールデンウィークですね♪ と言っても緊急事態宣言とのことなので、自宅でゆっくり過ごされる方が多いのでしょうか。

実はデンマークも明日金曜日は祝日のためお休み!

ゴールデンウィークには遠く及びませんが3連休です✌️

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さて、昨年の春にも「米・豪にはない祝日 in デンマーク」というnoteで紹介しましたが、デンマークの春はイースター(復活祭)に連動した祝日が続きます。

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そして明日は復活祭から26日目にあたる「大祈祷日」

聞いたことがない祭日だと思いますが、それもそのはず。実はデンマーク特有の祭日だそう。

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面白いことにこの大祈祷日の前日は、町中のパン屋さんが大忙しっ。

なぜかと言うと、大祈祷日の前日の夕方には出来たての温かいパンを食べるという不思議な風習があるから 😳

それも普通の食パンや黒パンではなくて丸パン。デンマーク語では「Varme Hveder bagt (温かい小麦パン)」という名称だそうです。しかも、温かいパンというのがポイント。

なのでパン屋に行くと、袋に入った丸パンが大量に並んでいます。

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「今日は大祈祷日、パンの日だよ!」という看板も発見。

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スーパーRemaでは、即席のカゴに丸パンが無造作に積まれて売られていました。(山積みにしてるから潰れちゃってるヨ・・・)

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スーパーでは丸パンだけを持って並んでいる人もチラホラ。
今日だけは絶対に丸パンを食べないといけないようです (笑)

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「へー、面白い〜。ところでどうして丸パンを食べるの?」

不思議に思った僕が会社の同僚に聞いてみると・・・

「あれ?どうしてだろう🤔」

当のデンマーク人達も知らんのかっ! と言うわけで、ワイワイ言いながらみんなでグーグル先生に聞いてみました。

すると、

■ 大祈祷日の日は、教会にお祈りに行くまで仕事をしてはいけなかったらしい

■ 朝ごはんに欠かせないパン屋さんも当然仕事ができないのでパンがない

■ なので、パン屋さんは前日の夕方にパンをたくさん作って事前販売を始めた

■ でも、出来立ての温かいパンで美味しそうだったので、ついつい前日のうちに食べてしまう人が続出😅

■ それがそのまま「大祈祷日の前日には温かい丸パンを食べる」という慣習になったそうな

おー、なるほど!!

じゃあ、僕も買ってみようーっと。

というわけで、仕事帰りに Føtex Foods というスーパーに併設されているパン屋さんで丸パンをふたつゲットしました! (さすがに食べきれないので、6個入りのスタンダード袋は買う勇気はありませんでした💦)

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夜は別のご飯を食べてしまったので、明日の大祈祷日の朝ごはんに食べようと思いま〜す。

オーブンで温めて、ジャムとバターをたっぷりと塗るんだ😋
ルンルン♪

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