休暇は稼ぐもの? 日本と違う有給休暇のシステム

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日本では労働基準法によって、勤労者に年次有給休暇を与えることが義務付けられています。もらえる日数は勤労年数によって異なることが多いですが、それなりに大きな会社なら年間で有給休暇が20日間というケースが多いのではないでしょうか。

デンマークでも、The Danish Holidays Act(デ: den danske ferielov)という法律で有給休暇に関する義務と権利が定められています。法律名を日本語に訳すと「デンマークの休暇に関する法律」なのでそのままの名前でわかりやすい (笑)。

さて、The Holidays Actによると、デンマークでは年間25日間(5週間分)の有給休暇が義務付けられているので日本よりも長め。

日本の場合、大企業なら有給休暇20日間、中小企業なら勤続年数によって10
〜20日だと思います。

会社によって休み方のルールが違うので、あくまでも一例ですが、僕が勤めている会社では、年末年始の1週間、7月の夏休み2週間は全員が一斉に休み、残りの2週間を自由に使うというルールになっています。

全員が2週間も休んで良いの??と、びっくりな感じですが、そういう会社は多いようです 🤗

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もちろん僕も年間25日間のお休みがもらえるのですが、実はまだ2日間しか休むことができません。

日本なら「年度の始めに有給休暇の全部が付与され、2年間以内に取得する」というのが一般的。やろうと思えば、年初に一気に休むことができるようになっています。

でも、デンマークでは「1ヶ月働くごとに2.08日間※の有給休暇を付与する」というルール (※ 2.08日 x 12ヶ月 ≒ 25日 となっています)。

そのため、1ヶ月しか働いていない僕はまだ2日しか休むことができません〜 😭

そして年末年始は、会社のルールで絶対に1週間休まないといけないので、9、10、11、12月でためる8日間を放出しないといけません。

そんなわけで、有給休暇の残りがカツカツの状態がちょっと続きそうです・・・。

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この状態で休みをとりたかったらどうするんだ? と思って確認してみたら、3つの方法があるそうです。(注: 病気の場合は、別途「病欠休み」が取れるので、有給休暇を使う必要ありません)

1つ目は、仕事をしなかった日は日割りで給料が引かれるという単純な方法です。(いわゆる無給休暇というものです)

2つ目は、休んだ日の7.5時間分の労働を別の日の残業でしっかり働くという方法。労働時間に関する義務や制約がゆるいゆるいデンマークならではの方法です。(ただし月内に納めないといけないので、最長2日ぐらいが現実的なところです)

そして3つ目は、休暇の前借り! なんと、休暇の前借りというのがOKらしく、上司のCTOから「フランスにいる奥さんに会いに行くんだったら、休暇の前借りをアレンジするヨ👍」と普通に言われました 😅

確かに、年末年始に休みを前借りしてちょっと長めの冬休み in フランス というのも良いかも〜。

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ちなみに、デンマークでは「休暇を稼いだ (I earned the vacation) 」と表現する人が多いことに気が付きました。働いた分だけ休みの権利が発生するという仕組みなので、頑張って稼いだ!という意識が生まれるかもしれません。

デンマークの休暇制度には、まだまだ日本と違うルールがあるので、実際に休暇を取ったらまたnoteで報告しようと思います!

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