米と豪にはない?デンマークらしいOral Exam

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デンマークは3月からロックダウンしてしまったので、奥さんの大学の春学期(2〜6月)はオンライン授業に切り替わっていました。

その春学期も、すでに期末試験期間です。

先学期にも『オーフス大学の期末試験は普通じゃない』の記事で、デンマークの大学の期末試験は、やたらと期間が長い・・・とお伝えしましたが、今学期も長く続いています。

オーフス大学の公式カレンダーによると、春学期の授業は5月16日で終わり、試験期間は6月1日〜30日(約4週間)となっています。一般的な大学だと期末試験は2週間ぐらいなので、4週間はかなり長い!

しかも、実際には最後の授業が期末試験に充てられている科目もあるので、妻の場合は5月7日から試験期間が始まり、最後の試験は6月23日。実質、試験期間は6週間も続きます・・・ 😱

もう少し分かりやすく図で書くと、↓のような感じ。

図1

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さて、期末試験中の奥さん、先週2つのプレゼン発表を無事にこなし、現在は明後日(5/19)に提出するPortfolioというものを作成しています。

この春学期では、奥さんが自分で見つけてきた企業や団体にインタビューをしながら、コンサル的な分析と改善提案をするというフィールドプロジェクトに取り組んでました。

このPortfolioでは、プロジェクトに関して、1) 学術的な分析レポート、2)クライアントへの提案内容、3)プレゼン資料などをまとめた最終レポートを提出することになっているそうです(色々なものを束ねているのでPortfolioと言うそうです)。

これはグループプロジェクトなので、まさに現在進行形で、グループメンバーと最後の仕上げをしています。

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そして、最後の山は6月23日の Oral Exam (口頭試験)。

このOral Exam、オーフス大学では一般的なようですが、僕はとてもユニークな形式だなぁと感じました。

まず、学生一人ひとりが分析・発表するテーマを決め、6月8日に分析方針&概要をSynopsis (要約)として提出します。そして、深堀分析をした上で6月23日のOral Examに臨むことになります。

Oral Examは一人ひとり、個別に30分の試験を行うそうです。

まず深堀分析した自分のテーマについて10分間の発表を行い、その後に審査員の先生と10分間の議論を行います。最後の10分間では審査員からフィードバックがあり、なんと、その場で成績が言い渡される!!そうです。

発表内容も重要ですが、先生と上手に議論できるか(Q&Aではないらしい)というところも重要な審査。学術的な理論やセオリーの理解だけをテストするのではなく、自分の考えをしっかりと説明しながら、相手と議論を発展させることができるか?というところを評価するようです。

先生にとっては手間がかかりそうな試験形式ですが、これは「自分の考えをしっかりと持った上で、対等に他の人と議論する」ことを重視するデンマークらしい試験。

とっても感覚的な意見ですが、デンマーク人は他のアジアや欧米諸国の人たちよりも、対等でオープンな議論が上手な気がします。それもOral Examのようなユニークな試験があるからなのかなぁ。

とはいえ、試験を受けるのは奥さんです。今まで経験したことがない試験形式で大変だと思うので、奥さんが頑張れるように心と家事でサポートしようと思いまーす♪

でも、Oral Exam の前にまずは明後日のPortfolio提出の仕上げだね!
ラストスパート頑張れ〜📣

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