
イタリア発のTipo 00小麦粉を使ってみた!
僕のブログの中で、「デンマークの小麦粉事情」はアクセス数が多い記事のひとつ。
小麦粉は日本食でも使われることが多いので、海外生活を始めたばかりの方のアクセスが多いのかもしれません。
これまで我が家では、スーパーで山積みになっている一番お手頃価格な小麦粉を使うことが多い感じでした。
でも最近は、少しだけ奮発してちょっと違う小麦粉を使うようになりました。
それがこちらの TIPO 00 小麦!!
「Tipo 00」というのは、イタリアでの小麦粉の分類方法のひとつだそうで、「どれだけ細かく精製されているか(精白度)」を示しています。
イタリアでは一般的に以下のように分類されています:
- Tipo 2:全粒粉に近く、外皮が多めに含まれる
- Tipo 1:やや精製されていて少し茶色っぽい
- Tipo 0:中間くらいの精白度
- Tipo 00:最も白く、最も細かく挽かれた小麦粉
つまり、Tipo 00は非常にきめが細かく、サラサラで真っ白なのが特徴。
タンパク質量(グルテン量)は製品によって違うようですが、僕が買ったものはProtein 12.5g/100gと書かれていました。これはちょうど日本の「強力粉」同等というところでしょうか。
本場のイタリアでは主にパスタやピザ生地作りに使われることが多いそうで、しっかりとしたグルテンの弾力と、なめらかな食感が出しやすいのが魅力だそうです。
ちなみに、「Tipo 00って強力粉のこと?」と聞かれることもありますが、必ずしもそういうことではないみたい。日本での強力粉・薄力粉というのは「グルテンの量」の基準ですが、TIPOは「精白度(粉の細かさ)」が基準なので違うらしい。
といっても、タンパク質量が多めなので中力粉〜強力粉タイプが多いのかな?
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これまで使っていたデンマークの普通の小麦粉(hvedemel)は、ちょっと小麦の粉っぽさが残る印象がありました。生地が「しっかりしすぎて」しまうことも。
でもTipo 00に変えてみたら、味わいがすっきりして、食感ももっちり!
たとえば、試しに作ったお好み焼き。Tipo 00で作った方が、粉っぽさがなくなるだけでなく、生地が軽くなり美味しく感じました。
奥さんは餃子の皮を手作りすることもあるのですが、冷凍の餃子の皮よりも、もちもち感が出て美味しい〜🤤
奥さんが焼いたビスコッティもよりカリッとした食感になった気がします。
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ちなみに、今夜の夕食はピザ!
スーパーでピザ生地を買ったのですが、原材料を確認したらTIPO 00 でした!
好きなトッピングをのせられるので、「ナス・ズッキニー・ベーコンのトマトソース」と「スライスポテトとチキンマヨ」のハーフ&ハーフ!
ピザ用のモッツレラチーズを多めにのせて、オーブンに投入〜。
じゃーん!
トッピングも美味しかったのですが、何より生地(特に周りの部分)がサクッとしていて美味しいっ。
さすがTIPO 00ですね!
ピンバック: デンマークの小麦粉事情(薄力粉と強力粉の見分け方) - Living in Denmark