日本とデンマークのマクドナルドメニュー比較

投稿日: 2021-08-25 更新日: 2023-05-25 投稿者: ASH

以前、海外のマクドナルドのTV CMを比べた話をnoteに書いたところ、1年以上も経っているのに、いまだに閲覧いただいている人気記事になりました。（ダッシュボードで確認したら、僕のnote記事の中でもトップ10に入っていました（執筆時））

海外のマクドナルド広告を比べて考えてみた価値観の違い

マクドナルドのグローカル戦略

マクドナルドは、世界共通でハンバーガーという商品を販売していますが、おもしろいことに各国の食文化や事情に合わせて、異なるメニューを提供しています。

マーケティングや国際ビジネスの文脈では、「グローカル戦略」の典型的な事例なので、旅行の際にマクドナルドのメニューを見るだけでも面白かったりします。

基本的なビジネスの根幹は世界共通にしつつも、各国のニーズや事情に合わせて商品戦略・マーケティング戦略をカスタマイズさせることを、専門用語では「グローカライゼーション(Glocalization)」もしくは「グローカル戦略」と言われます。

そこで今日は、デンマーク🇩🇰と日本🇯🇵のマクドナルドのメニューを比較紹介することにしました！

まずは、それぞれのハンバーガーメニューを比べてみましょう！（2021年8月執筆時）

ふーむ🤔　デンマークのハンバーガーメニューは28種類。対して日本側は36種類。日本の方がハンバーガーメニューの種類が多いようですね。

まず違うのは、日本の17時以降に登場する「夜メニュー」というコンセプト。夜や深夜に、肉をがっつり食べたい人向けに、具を倍にするメニューが並んでいます。

次にデンマーク側で特徴的なのは、「チキン系」と「ベジタリアン系」のメニューが多いこと。なんと、28種類中11種類がチキン系かベジタリアン系。

推察ですが、健康志向なデンマーク人は鶏肉を好んだり、ベジタリアンになったりすることが多いので、そういう顧客層も狙っているのかもしれません。（日本側はそもそもベジタリアンバーガーがメニューに掲載されていない😅）

また、GrovChiken や GrovFeast Fisk のように Grov が頭につくハンバーガーは、他よりも野菜がたっぷり入っている「ヘルシー志向」のメニューだそうです。（ハンバーガーでヘルシーと言う発想に違和感を感じるけど笑）

ヘルシー系のメニューが豊富な点は、肉を倍増にしたガッツリメニューを展開する日本とは大きく異なる点。アピールしたい顧客層が違うのでしょうね。

とても不思議なのですが、デンマーク版マクドナルドの公式ウェブサイトでは値段が一切記載されていません・・・。これは意図が分からない😅

値段が気になる方は https://mcdonaldspriser.dk/ をチェック！

非公式なので情報更新に時間がかかることがありますが、おおまかな値段はここで確認できます（デンマーク語なので、Chromeの翻訳機能を使うと良いです）

このサイトでのお値段は、例えば、単品ビックマックが32クローネ（約600円）、セットメニューで65クローネ（約1200円）。

ちなみにデンマークの外食はべらぼうに高いので、概ね日本の3〜4倍ぐらいの価格です。びっくりするぐらい高いです。

期間限定メニューを展開するのはどこの国のマクドナルでも一緒だと思います。

でも、入れ替えサイクルがちょっと違う気がします。

日本だと、季節ごとにコロコロメニューを変えるイメージがあるので、年に数回は変えている気がします。でも、デンマークのSpecial menuは年に1回ぐらいしか変わらないよう。

日本の方が季節感がはっきりしているのかもしれません。

ちなみに現在の日本は夏だからか、ハワイ推し。「チーズロコモコ」や「ハワイアンバーベキューザク切りポテト＆ビーフ」はちょっと美味しそう🤤

一方でデンマークが展開しているのは、有名なシェフが監修した Homestyle シリーズ。かなり厚みがあるお肉や具が入っているのが特徴のようです。

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このように、マクドナルドのメニューを比較するだけでも、各国の食文化や事情が垣間見れて面白いので、メニュー比較おすすめです♪

Homestyleシリーズの照り焼きバーガーを試食した話はこちら👇

デンマークの照り焼きバーガー🍔試食レポート

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