食品ロスと戦うスーパー「Wefood」

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オーフスの郊外から市内に引っ越して2週間ぐらいが経ちました。やっぱり、市内の方が、アクセスできるスーパーは豊富です。

気軽に行きやすくなったスーパーの1つは近所のWefood。

Wefoodは、世界で初めて食品ロスを撲滅することを目的に作られた特別なスーパー。2016年に最初の店舗をコペンハーゲンに構え、現在はコペンハーゲンに3店舗、オーフスに1店舗あります。(2020年7月現在)

取り扱っている商品は、大手スーパー・業者・個人から寄付された訳ありの食品や日用品。

訳ありと言っても、食べたり、使ったりするには問題がない商品ですが、例えば、賞味期限が間近もしくは賞味期限を過ぎてしまった物、パッケージやラベルが汚れて見た目が悪くなった物、捌き切れないほど在庫が余ってしまった物など、普通のお店だと廃棄されてしまうような商品を少し安めの値段で販売しています。

さて、実際に商品を見てみると、↓のジュース(左)やパスタソース(右)のようにボトルが潰れたり、ラベルがちょっとボロボロになっているものがあります。価格的には通常のスーパーの3割引きぐらいでしょうか。

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こちら↓は刻みニンニクの瓶。これは1つ3クローネ(50円ぐらい)なので激安!

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でも、よーく見ると賞味期限が2020年5月30日なので、賞味期限切れ・・・。

実は、デンマークでは2014年の法改正で、賞味期限切れ商品の販売が合法になっています。食品ロス削減を目的にした法改正でしたが、大手スーパーとしては賞味期限切れ商品を売るのは大人の事情で消極的。そこで、Wefoodが寄付もしくは低価格で仕入れて販売するという形になったようです。

ちなみに、賞味期限切れの食品の場合、衛生管理の教育を受けたFood TasterというWefoodのボランティア職員が、味見をしたりして問題がないか判断するそうです。

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Wefoodで常にお得なのは、量も種類も豊富なパン。デンマークのご飯にパンは欠かせないので、たくさん作られるのだと思いますが、その分、売れ残りも多いのでしょうね。

パンは1袋で3〜5クローネ(50〜80円ぐらい)なので、通常の半額から7割引きぐらいです。

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どのような商品がWefoodに寄付されるか分からないため、Wefoodで扱っている食品・日用品の入れ替わりはかなり頻繁。

特に生鮮食品はその日の入荷次第なので、あったり、なかったりしちゃいます。缶詰や瓶など、日持ちする商品も1ヶ月ぐらいで入れ替わってしまいます。

訪れるたびに、見たことがない商品が並んでいたり、かなりお得な値段の商品が販売されていたりするので、結構楽しい♪

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ちなみに、Wefoodの収益は母体となっている Dan Church Aidという非営利団体を通じて、世界の貧困対策や教育などの社会支援に使われます。お得な価格で物が買えて、食品ロスを削減できて、おまけに社会支援にも貢献できるので、一石三鳥!

そうそう、Wefoodでは常時ボランティアを募集しています。

条件は、①月に最低3回のシフトを担当できること、②6ヶ月以上継続できることの2つ。また、コペンハーゲンにあるNørrebro 店ならデンマーク語は必須ではないようです。詳細は↓をみてくださいね。

Volunteering with WefoodJoin us and help us fight to minimize food wastewww.danchurchaid.org

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食品ロスと戦うスーパー「Wefood」」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: デンマークの食品ロス撲滅活動 - Living in Denmark

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