欧州へ旅行・出張する時はEUの公式ウェブサイト「Re-Open EU」がオススメ
欧州の中では、ロックダウン解除が一足早いデンマーク。街中の雰囲気は日常に戻ったかのようです。
街中を流れるオーフス川沿いには、お洒落なカフェ・レストランが立ち並んでいるのですが、平日にも関わらずかなりの賑わいです。
入国制限はまだまだ続く
ただ、50人以上の集会・イベントは禁止されていたり、海外からの入国には制限があるので、本当の日常に戻るには時間がかかりそうです。
入国に関して言うと、日本からの入国は、ビジネス目的はOK※ですが、観光目的の入国はまだNGです。(ビジネス目的を証明するメールや会議の案内状、及びデンマーク国内の連絡先を証明する文書を入国時に提示する必要があるそうです)
この入国ルールに関しては欧州の国々でルールが異なるので、EU加盟国の中では受け入れる国のリストを共通化することになったそうです。そのため、まさにこの週末、EU各国でリストの最終調整を行なっています。
EU、日本からの渡航解禁へ 7月1日で調整 - 日本経済新聞
【ブリュッセル=竹内康雄】欧州連合(EU)は7月1日から、日本や韓国からの観光客や出張者を受け入れる方向で調整に入った。新型コロナウイルスの感染拡大により、EUは3月半ばから、域外からの渡航を原則禁止している。感染が落ち着いている地域から徐々に制限を緩和する。EUは近く受け入れる国を掲載したリストを公表する。日韓のほか、タイ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど十数カ国になる見通し。感
早く観光客を受け入れたい積極国と、感染拡大に心配している慎重国の間で意見が割れているので、交渉・調整には時間がかかっているようですが、受け入れる国のリスト案には日本が含まれているので、7月からは欧州に来やすくなる可能性があります。
各国の入国ルールを確認できるRe-Open EU
ただ、細かい入国ルールは国によって異なってしまうみたいです・・・。欧州は国が多いので、旅行・出張したくても、調べるだけでも苦労しそう。
と思ったら、EUの公式ウェブサイト「Re-open EU」で、EU加盟国の入国ルールを簡単に調べられることが分かったので紹介します。
このサイトに行くと、欧州の地図が表示されるので、↓のような感じで、対象国における国内の移動制限、EU域内からの入国条件、EU域外からの入国条件がわかるようになっています。
地図の右側が詳細説明になっていますが、アイコンをクリックすると、国内の移動制限、EU域内からの入国条件、EU域外からの入国条件などを切り替えることができます。ちょっとわかりにくいので、簡単に紹介です。
国内の移動制限
一部の国では国内の移動制限が残っていますが、概ね国内移動の制限は解除されています。(アイルランドがいまだに赤色レベルの国内移動制限が残っているのにはちょっと驚き・・・)
EU域内からの入国制限
黄色になっている国が少し増えてきました。黄色の国は、観光目的はNGなど、何らかの制限を設けている国です。緑色の国であっても、完全に自由ではなく、入国後に14日間の自主隔離を設けているところが多いようです。
EU域外からの入国
日本からの旅行・出張の場合は、このアイコンが一番大事ですが、現時点では入国できない赤色国がほとんど・・・。日本が受け入れ国リストに含まれれば、ちょっと状況が変わるかもしれません。
オフィシャルの情報源
このウェブサイトでは、各国の入国制限情報を毎日アップデートしているそうですが、あくまでも概要です。各国で発行しているオフィシャルな情報を確認する場合は、インフォーメーションアイコンをクリックしてください。公式な情報サイトを教えてくれます。(現地語の可能性もあるので、Google Translateが必要かも)
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本当は、このようなサイトで事前調査しなくても良くなればいいのですが、もし欧州に出張・旅行する場合には、Re-Open EUを事前にチェックするのがオススメです。
ピンバック: 欧州へ旅行・出張する時は「Re-Open EU」でルールを要確認! - Living in Denmark