ベジタリアンの新北欧料理が味わえるレストラン
日本ならワンコインでかなり美味しいものが食べられますが、デンマークではなかなかそうはいきません。
マクドナルですら1食千円以上する国なので、少しでもちゃんとしたレストランにいくとあっという間に5千から8千円コースです。そして困ったことに、高いからといって美味しいとは限らない 😅
そんなわけであまり外食はしないのですが、気になるレストランはあります。
それが自宅と会社の通勤路にある「Kolo」というレストラン。
KOLO aarhusKolo derives from the term ‘kolonihave’. A piece of land setwww.koloaarhus.dk
なぜかというと、会社の同僚や友達のパーティで偶然知り合った人など、まったく違う経路で、「Koloはすごく良い。絶対おすすめ!」という話を聞いたから。
それにウェブサイトでメニューをチェックすると、「Full Flight」という5品のコースメニューに加えて「Thirsty Tuesday」という火曜日限定メニューを発見。
なんとっ、Thirsty Tuesdayというのは2時間の飲み放題オプション!!
日本なら当たり前の飲み放題。デンマークではとても珍しいのですっ。
飲み放題は火曜日の限定メニューですが、これは期待できるゾっ!!
ということで、誕生日が近いお友達と、火曜日にKoloで合同バースデーディナーを楽しむことにしました〜。
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当時、レストランのドアをくぐると、店内は細長い作り。カウンター式のバーには、継ぎ足しで大きく育ったキャンドルを発見。すごいなぁ。
さて、案内されたテーブル席でもらったメニューはとってもポップなイラスト。
5品のコースメニュー「Full Flight」は、(多分)いわゆるNew Nordic と言われる料理(新北欧料理)。
どうやら、フレンチスタイルの料理をベースに、北欧の地元食材を使いながら、シンプルで季節感のある料理だそうです。
コース価格は385クローネ(約6,500円)で、それに飲み放題の「Thirsty Tuesday」を付けると計445クローネ(約7,500円)。うー、やっぱり高い・・・ 😅
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でも結論から言うと、このThirsty Tuesday、めちゃくちゃお得でした!!
バーにある生ビールとワインが全部飲み放題になるのですが、メニューを見ると、
スパークリングワイン
白ワイン
赤ワイン
ロゼワイン
・・・
オレンジワイン
・・・
ん?オレンジワイン? ?
なんだろう、初めて聞くワイン・・・。
そう思って調べてみたら、エノテカさんのウェブサイトで解説を発見っ!!
世界中で大流行!オレンジワインとは? | エノテカ – ワインの読み物「オレンジワインって何?」という方に、今や赤・白・ロゼに続く第4のカテゴリーとして認知されたオレンジワインについて徹底解説www.enoteca.co.jp
なんとっ、赤・白・ロゼに続く、第4のワインらしいっ!!!
しかも今、話題らしいゾ!!!
これは、飲むっきゃないっ!!!
僕が持っているワイン(写真右のワイングラス)がオレンジワイン。
左の白ワインに比べて色が濃いのがわかると思います。
エノテカさんの解説によると、「白ブドウを使って赤ワインのように造ったワイン」だそう。なので、赤ワインのように赤くはならないのですが、オレンジ色に近い色になるそう。
さて肝心の味ですが、一口飲んでみると・・・
最初の瞬間は白ワインのようなフローラル感がすっきり。
でも、後から口の中に赤ワインのような心地よい軽い渋みが広がります。
おーー、これは白ワインと赤ワインの両方からいいところをとった感じがするヨ!
これは美味しい、オレンジワイン!!
おまけに飲み放題だから何回でも頼めちゃう (笑)
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食事が出てくる前に、オレンジワインだけでエキサイトしちゃいましたが、肝心の食事もかなりGoodでした。
まずはおつまみに出てきたのが、ディル(ハーブの一種です)とビネガーで味付けしたポップコーン。超おしゃれなスッパムーチョのような味で、オレンジワインと合いました。
2品目は、万願寺とうがらしのような大きなししとうをグリルにした料理。上に散らしてあるのは卵の黄身をスモークしたものを削ったものだそう。めちゃくちゃ美味しかったです。
3品目はドリアをコロッケにした一皿。コロッケの上に載っているのは、酢漬けにしたカボチャのスライス。火をいれたカボチャはとても柔かいのですが、酢漬けにしているのでシャキッとしていてカボチャとしては初めての食感です。
ドリアコロッケは、ヤギの乳で作ったゴートチーズとサワークリームで作ったソースをつけて食べると美味!!
4品目は、奥さんが最も気に入った料理。
パリッと上げたトルティーヤの上に、グリルしたキノコをのせていて、間にはアンティチョークのソースが使われていました。奥さんは、このアンティチョーク・ソースがイチオシでした。
ちなみに上にのっているのはGooseberry(セイヨウスグリ)という果物。ほんのり甘いのですが、酸味があり一味パンチを効かせてました。
赤い筋が入った葉っぱも特徴的な味。北欧地元の食材だと思うのですが、なんだったのか忘れてしまいました💦
さて5品目は、大根サラダのように見える一品。
でも、大根ではなく、セロリのような味がする株?球根? をスライスしたものです。また、洋梨のスライスも入っていました(北欧ではサラダに果物を入れることが多いのです)
上に散らしている緑色の食材は「アッケシソウ」という植物の茎。
なんと、そのままで塩味がする不思議な食材なんです(海ぶどうのような感じ?)
ほんのり甘いサラダに塩味を足すので絶妙なハーモニーになっていました。
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ここで5品コースが終わり、腹八分目ぐらいかなぁ・・・
と思ったら、6品目がでてきました😲
最初のポップコーンはお通しだったよう(笑)
最後のメインディッシュは、「素揚げブロッコリーのトルティーヤラップに林檎ソースを添えて」でした〜。
さすが最後を飾る一品。素揚げブロッコリーはびっくりするぐらい美味しかったです。
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さて、このFull Flightコースで出てきた料理、実はお肉が使われていないベジタリアン料理。(卵やチーズが使われているのでヴィーガンではありません)
でもベジタリアン料理ということを忘れるぐらいお腹がいっぱい〜〜。
Koloの料理はけっこうフルーツが多用されていますが、僕はピザにパイナップル、酢豚にパイナップルがあまり得意ではなく、フルーツを混ぜて欲しくないタイプ。
ですが、程よい甘さをうまく引き出しているので、逆に美味しいと思いました。(そんな自分にびっくり)
説明するのが難しいのですが、フランス料理やイタリア料理とはまた違う味付けなのかなぁ。
いずれにしても、ちょっと奮発して新北欧料理を味わうなら「Kolo」はおすすめです〜♪