サステナブルと普通の暮らしを両立させる 「デンマークのエコビレッジ」をご紹介

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昨日のnoteでは、デンマーク人にとっての夢のマイホームは「郊外の庭付きの広い一軒家」という紹介をしました。

お金が限られている学生の頃は寮やシェアハウスで過ごし、働き始めるとパートナーと市内のアパートで同棲。
そして、生活に余裕が出てくる20代後半から30代で、市内から少しだけ離れた地域で庭付きの広い一軒家のマイホームを購入っ!

でも、中にはそういった広い家をマテリアリズムすぎる、環境に対してサステナブルではない、と考えている人も少なくはありません。

なんと、オーフス市の近郊 Hjortshøj (ヒョートショイ)には、そう考えている人たちが集まり、長年かけて作り上げたユニークなコミュニティがあります。

その名もAndelssamfundet i Hjortshøj (通称AIH) 。

環境負荷ゼロと近代的な暮らしを両立するライフスタイルを実現するため、1992年にスタートし、今や300人以上のエコビレッジとなっています。

さて、先日まで僕はこのAIHのことを知らなかったのですが、知り合いのデンマーク人カップルがこのAIHでマイホームを購入して引っ越したので存在を知ることに。

そして嬉しいことに、夏のホーム・ガーデンパーティ(Summerfest)に招待いただいちゃいました!! なので、AIHの雰囲気を写真でお届けしまーす。

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デンマークの夏の風物詩 Summerfest については👇の記事をどうぞ〜。

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AIHがあるHjortshøjは、オーフス市内からバスで30分ほどのところ。バスから降りるとあたりは公園になっていて、すでに緑豊かな感じです。

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公園を横切ると、AIHの入り口があるØstergådstoften通りを発見! バス停から徒歩2〜3分なのであまり不便ではないかも。

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AIHの入り口は普通の駐車場でした。エコビレッジということですが、普通に車を運転するのもOKなようですね。(環境負荷ゼロだけど、原始的な生活をするというわけではないのです)

外からの見ると、小さな一軒家がたくさん立ち並んでいる普通の集合住宅でしたが、一歩足を踏み入れてみると、緑がめちゃくちゃ多い!!

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ちなみに、オレンジ色の建物ひとつひとつが、居住者のマイホームです(賃貸の方もいます)

さて、ガーデンパーティは👇のような感じ。

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天気がとても良かったので、素敵なお庭でのんびりとビールを飲み、お菓子を食べつつ、おしゃべりを満喫するスタイルです。

しばらくすると、AIHをツアーしてくれることになったので、付いていくとびっくり!!

裏の方には広大な畑がっ!

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すごい、普通にとうもろこしが育ってる・・・。

それに、放し飼いの鶏たちの大群・・・。200羽近くいるそうです。

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なんと養蜂まで手がけているので、蜂蜜も自分たちで生産していました。

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詳しく聞くと、これらはすべてAIHの住民がボランティアで作業に携わりながら育てているそうです。

結構大変なのかな?と思って聞いてみると、きちんとチームに分かれ、各自の役割が決まっているので、実はそんなに仕事量がないそう。それに初心者でもチームのリーダーや先輩が作業内容を教えてくれるので安心とのこと。なるほど・・・。

ちなみにお友達のB君はリンゴ🍎担当と聞いて、林檎の果樹園をのぞいたら、日向ぼっこ中の白鳥を発見。自然が近い・・・。

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畑エリアからAIHの住居エリアに戻ってくると、住居ではない建物が立ち並ぶ広場に出ました。

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ここにはパン屋、色々修理してくれるなんでも屋さん、子供用の児童館、古着屋さんが並ぶ商店広場。

できるだけ無駄な消費をしないよう、洋服や雑貨はAIH内の古着屋さんでリサイクルするそうです。

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ちなみに駐車場には電気自動車用の充電ステーションが整備されていました。やはり、ガソリン車ではなく再生可能エネルギーが使える電気自動車の方が好まれているようですね。

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ツアー後、再びお庭でのおしゃべりタイムに戻った際、このAIHに住んでいる隣人家族のMさんとおしゃべりする機会がありました。

「家って、広ければ広いほど光熱のためにエネルギーや資源を使っちゃうんだよ。典型的なデンマーク人は広い庭と大きな家を好むのだけど、人がいない空間も温めたり明るくしたりするから無駄が発生しやすいと思うんだ。AIHはひとつひとつの家が小さいのだけど、無駄なエネルギーが少なくできるんだよ」

ふむふむ、なるほどなるほど。

ちなみにAIHの家が小さいと言っても、約70平米ほどの広さがあるので、東京に比べると結構広い!

普通にインターネットもあるし、携帯も使えるし、車も乗るし、それなりに広い家だし、ごく普通の生活をしながらも環境負荷を思いっきり下げる(実際にどのくらい下げているのかは未確認です)ことができるってすごいなぁ。

そんな話や議論をしていたら、あっという間に夜中。気がついたら僕と僕の奥さんが最後のゲストになっていました💦

ちなみに帰りはバスでなく、環境負荷が低いライトレールで帰宅。感化されたというよりも、遅くなりすぎてバスがなくなってしまったんです (笑)

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SDGsやサステナブルなライフスタイルに興味がある方、もし機会があればぜひAIHを見学してみてください。一般ツアーもあるそうですよ。

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サステナブルと普通の暮らしを両立させる 「デンマークのエコビレッジ」をご紹介」への2件のフィードバック

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