デンマークの乾杯のお作法
プロジェクトの都合なのですが、ここ2日間ほどクライアントさんとの飲み会が続いていました😅
こちら👇はその一コマ。
デンマークはお酒にとても大らか、というよりもかなりの飲兵衛。
ビールに加えて、赤・白のワインにスパークリングワインはもちろんのこと、ジン&トニックのような少し甘いお酒も人気のようです。
さて、日本の飲み会だと「お酒に口をつけるのは、全員の飲み物が行き渡り、最初の乾杯をした後」というのが基本マナー。飲み物が出てくるのが遅くて待たされることもありますが、一斉に「乾杯〜🍻」とやるのは勢いがあって僕は結構好きです。
ですが、欧米諸国では「乾杯を待たずに飲み始めて全然OK」というのが一般的な感じです。もちろんデンマークも同じで、飲み物を渡されたら乾杯前でも飲んじゃって大丈夫です。
その代わりにこちらの乾杯は、飲み初めの時ではなく、食事中、立ち話中、ちょっとした雑談の間など、いろいろなタイミングで乾杯を何度もします。
また、乾杯の音頭は誰が取っても構わないので、いつでも誰でも気が向いた際、グラスをちょっと高くあげて、周囲を見ながら「Skål」と言うだけ。
周りの人たちもすぐにグラスを高く上げて、次々に「Skål」と言ってくれます。
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ただ、この時には重要なお作法があります。
それは・・・
「乾杯する際は、必ず周りの人たち全員と視線を合わせること」
グラスを高く上げつつ、前の人、横の人、斜め前の人、遠い人、など周りにいる人の目を「しっかり」と見て、お互い会釈をするように頷きながら「Skål」と呟いてから一口・二口お酒を口にするというイメージです。
アメリカやオーストラリアでも、乾杯の際にはお互いに視線を合わせることが多いのですが、デンマークではそのアイコンタクトの取り方がかなり強い。
そして周りにいる全員と「確実に目を合わせる」というのが慣習のようなので、短い間にタイミング良くみんなと顔を合わせないといけません。
昨日の飲み会では、プロジェクトマネージャーの1人がとても上機嫌だったので、ことあるごとに Skål を発射。
急いでグラスを手にしてから、周りの人の目をしっかりと見て、ちょっと会釈を交わす・・・。
若干、慌ただしい夜でしたが楽しい飲み会でした♪