医療費無料のデンマーク、お薬代は?

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先日、奥さんがオンライン&電話診療で軽い喘息と診断された話を書きました。

今日はオンライン&電話診療で処方されたお薬ゲット編です。

デンマークは、CPR番号(デンマーク版マイナンバー)を用いたデータベースがあるので、日本のように紙の処方箋は存在しません。お医者さんがデータベース上に処方箋を登録すれば、好きな薬局でYellow Card(健康保険証)を見せるだけで薬を受け取れるようになっています。

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デンマーク語で調剤薬局は Apotek 。そして、我が家の最寄りの調剤薬局がこちら↓ 

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お店に入ったところにある端末で整理番号をもらい、番号が呼ばれるまで待つシステムでした。(どこの調剤薬局も同じような仕組みだそうです)

電光掲示板に番号が表示されたので、カウンターに行くと、優しそうなおばちゃんがニコニコして英語で出迎えてくれました。早速、Yellow Cardを差し出すと、バーコードをスキャンして、処方されたお薬を確認。

「ちょっと待ってね〜」と裏の倉庫から処方されたお薬↓を持ってきてくれました。

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そして、2種類の喘息用吸引薬の使い方、注意事項、使用頻度を英語で優しく説明してくれました。

説明を聞いている奥さんの横で僕は、「デンマークだからお薬代も無料なのかなぁ」と心の中で淡い期待をしていました。

が、しかし!やっぱり最後にお会計がありました。
「お薬は有料なのか・・・」と思いながらレジの合計金額を見た瞬間・・・

850クローネ
(≒13,600円)

た、高すぎて絶句・・・。

そんな僕たちの様子を察したのか、薬剤師のおばちゃんがレシートを一緒に見ながら、デンマークの患者負担の仕組みについて説明してくれました。

日本の場合、診察代もお薬代も患者負担は通常3割になっています。

一方でデンマークの場合、診察代は無料。でも、薬代は年間総額に応じて段階的に患者負担が変わる仕組みになっていました。

詳しく言うと↓のような感じ。

1)年間のお薬代995クローネまでは全額患者負担
2)995〜1,655クローネまでは5割患者負担
3) 1,655〜3,590クローネまでは2.5割患者負担
4) 3,590〜19,465クローネ以上は1.5割負担
5) 19,465クローネ以上は無料 

今回のお値段は850クローネなので、まだ全額患者負担の金額です。次に何かお薬を処方されると、年間の薬代が995クローネを超えるので、超えた分は5割負担と半額になります。

なので、おばちゃんは「次回来たら、とっても安くなるからね♪」とにこやかにフォロー。いや・・・、そんなに病気になりたくないんだけどな 😅

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デンマークの仕組みは、初回の場合は多く払い、年間の薬代が増えると負担金額がどんどん減っていくように設計されています。

恐らく、年に数回しか薬を使わない健康な人の負担を増す一方で、長期間病気・怪我した人や慢性的な持病を持つ人の負担を減らす狙いがあるようです。

ちなみに、19,465クローネを超えると無料になるので、年間の年間最大負担額は単純計算で4,190クローネ(≒67,000円)です。長期で病気・怪我になるなら、日本の健康保険よりも圧倒的に安いですね。

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さて、日本で以前、同じような喘息になった時のお薬代は2,450円でした(奥さんのお薬手帳参考)。全額負担したとしても8166円。デンマークの13,600円よりもなぜか安い。

図1

どうしてデンマークの方が高いのかなぁと詳しく調べてみると、日本の処方箋は30日分。対して、デンマークのお薬はなんと100日分もある!処方量が全然違いました。

1日分の費用で比較すると↓の表のようになります。

図2

厳密には同じ薬ではないので、正確な比較はできませんが、1日分にするとデンマークの方が薬価が安そうな結果です。まぁ、お薬の値段は厚生労働省や保健相が決めているので、比較してもあまり意味がありませんが、なんだか面白いなぁと思いました。

でも、初めてのお薬代がいきなり850クローネ(≒13,600円)というのは、精神的にもお財布的にもダメージが大き過ぎました。

奥さん、薬局からの帰り道は、かなりの歩幅の小ささで、トボトボ歩きながら「2クローネのビールがたくさん飲めたのに・・・」としょんぼり。

そうだね、かなりショックだったよね😅
早く咳が止まりますように。

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