
インフルエンザと細菌感染のダブルパンチ!でも、デンマークのオンライン診療で救われた
現在、デンマーク語を勉強しているので、月曜日と水曜日の夕方は、デンマーク語のクラスに通っています。
ですが先週は授業がお休みでした。
と言うのも、先生がインフルエンザでお休みになってしまったから。
デンマークでのインフルエンザは落ち着くどころか、感染者数がまだ増えている状態(2月26日時点)。
ピーク超えにはしばらく時間がかりそうなので、デンマーク語の先生だけでなく、周囲の同僚や友達もけっこう病気でお休みしている人が多い感じ。
実を言うと、僕も2週間前にインフルエンザっぽいもので寝込んでしまいました。ちゃんと検査してもらったわけではありませんが、高熱と頭痛の感じはインフルエンザだったと思います。
日本と異なり、デンマークではよほどの重症にならないとインフルエンザ程度では病院に行かないのが普通。
だから僕も激しい頭痛にうなされてベッドで寝込んでいました。
ですが、ふっと目が覚めた時に、左足首がズキズキと痛い!!
発熱でぼ〜っとしつつも、あれ〜?と思いながら足首をグルグル回してみると、結構痛い・・・
あれっ、これは痛いわ。
足首を捻ったかな?どうなってんだ?
と思って、左足首を見てみると・・・
ギョギョギョ!
なんかめっちゃ腫れてる!?
汚い足を晒したくないので写真は載せませんが、左足首がぷくーと赤く腫れて、右足と比べて明らかに太い!
それに腫れている部分を触ると熱みを帯びているし、押すとめっちゃ痛い😱
びっくりして奥さんに見せると、奥さんもびっくり。
見たことなか腫れ方やけん、病院行ったほうがよかっちゃない?
確かに、これはヤバい。
でも、ここはデンマーク。そんな簡単に病院の予約は取れないのです。しかもインフルエンザでふらふらな状態だから病院に行くのも辛い・・・。
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でも、その時に思い出しました。
そうだ! お医者さんの診断を受けられるアプリがあるんだった!
その名も Lægehotline (訳: お医者ホットライン)
これは Tryg というデンマークの保険会社が顧客向けに無料で提供しているアプリ。
Trygの保険に加入していると、このアプリ経由で無料のオンライン診療を受けることができるらしく、Trygの旅行保険に加入した際に教えてもらいました。
というわけで、早速アプリにログイン。
問診票に答えていきつつ、症状を書いて、腫れた足の写真をアップロードしたら「3人待ちです。しばらくお待ちください。」という表示がでてきました。(インフルでふらふらだったのスクショを撮り忘れました😭)
しばらく、ぼーっとしながら待っていると、待ち人数が減っていき・・・
Hej!!
と、声がかかり、動画で女性のお医者さんが登場!
「突然右足が腫れて、熱を帯びていて、びっくりしてます。 捻挫したつもりはないけど、もしかして骨にヒビが入ったりしたんでしょうか?」的なことを伝えると、
うんうん。心配だよね。でも写真を見た感じと、今言ってくれたこたを踏まえると、細菌による感染症の可能性が高そうね。
骨折とかヒビではないから大丈夫。
すぐに抗生物質を処方するから、それを服用して2日ほど様子をみましょう。もし2日たっても症状が全然良くならなかったら、すぐに連絡して。処方箋はもうオンラインで登録したから近所の薬局ですぐに受け取れるわよ。
OK?
おー!めっちゃ簡単。
Okです。処方箋取りに行きます〜。
おそらく「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という細菌感染症の可能性が高いということで、抗生物質をしっかり飲めばすぐに治るらしい。
というわけで、近所の薬局に行き、健康保険証のYellow Cardをスキャン。
するとカウンターの薬剤師さんから呼ばれ、服用の説明をされつつ薬を渡されました。
ちなみに、お薬代は80クローネ(約1650円) ごく一般的な抗生物質なので比較的安価です。(デンマークでは、診療代は無料ですが、薬は自己負担ということになっています)
そして抗生物質を飲んだら、腫れがすーっと引き、数日後には元通り。
インフルエンザの方は咳と痰がちょっと続いたものの、今では両方ともすっかり全快です✌️
日本でもオンライン診療が広まっているそうですが、かかりつけ医の予約をすぐに取れないデンマークでは、Lægehotlineアプリのような医療診断はとても便利でした!
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ただ、このサービスはTrygの保険に加入していないと使えません(多分)
でも他にも比較的早くお医者さんにコンタクトする方法があります。
次回は、デンマーク在住者向けの「お医者さんに診てもらう方法」について整理してみようと思いまーす。