デンマークのワイルドなクリスマスプレゼント交換

※ 2020/12/25注記: こちらの記事は👇の【大改造劇的ビフォーアフター企画】で全面的に書き直しました。

【リメイク記事】デンマークのワイルドなクリスマスプレゼント交換（大改造note企画）

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奥さんの大学院留学に帯同するため、会社を辞め、デンマーク第2の都市オーフスに住んでいるひぐちです。

日本では忘年会のシーズンが始まっているでしょうか？妻の大学では年内の授業は終わり、ここオーフスではクリスマスパーティシーズンに入りました！

日本でもクリスマスパーティの定番イベントといえば「プレゼント交換」だと思いますが、デンマークでもプレゼント交換はクリスマスパーティの目玉イベントです。ただ、日本やアメリカのプレゼント交換と異なり、

かなりヴァイキング的な「プレゼント略奪」で、面白かったので紹介します！

テーブルの上に並ぶ参加者が持ち寄ったプレゼント。

デンマークのプレゼント交換は2つのステップに分かれているので、順を追って紹介します～。

Step1: サイコロで持ち寄ったプレゼントを分ける

まず、最初のステップでは、以下の手順で持ち寄ってきたプレゼントをいったんみんなに分けます。この時点では、まだプレゼントの開封はしないのでご注意を。

【１】サイコロを振る
【２】6が出たら、テーブル上のプレゼントを1つ選び、開封せずにもらう。
　　　6以外が出たら、次の人にサイコロを渡す。
【３】テーブル上のプレゼントがなくなる（誰かの物になる）まで【１】と【2】を続ける。

サイコロは1個でなく、2、3個を同時並行で回すので、テーブルのあちら、こちらで「6出た！！あの小さいのが欲しい！」とか「これにする！」と歓声が上がりながら、プレゼントが参加者の手に渡っていきます。

Step1が終わった時点で、まったくプレゼントをゲットできなかった参加者もいれば、封が開いていないプレゼントが山積みになっている参加者もいるので、この時点で結構盛り上がります。

👇取ったプレゼントは手元に確保しますが、Step2が本番、ここからヴァイキング魂の本領発揮です！

Step2: 他の人のプレゼントを略奪する

Step2でもサイコロを使いますが、今度は他人のプレゼントを奪いにいきます！

【１】サイコロを振る
【２】6が出たら他の人が持っているプレゼントを一つ奪う！
　　　6以外が出たら次の人にサイコロを渡す。
【３】ランダムに設定されたタイマーが鳴るまで【１】と【2】を続ける。
【４】時間が切れになったら、手元に残ったプレゼント(戦利品)が貰える。

Step2も実にシンプルですが、今回は自分のプレゼントが奪われたり、他人のプレゼントを略奪できるので、6が出るたびに「それが良い！」「俺のを取らないでくれ〜 >_<」と大騒ぎになります。

しかも、Step1と同様に複数のサイコロが同時に回っている上に、いつタイマーが鳴るか分からないドキドキな焦りがあるので、かなりスピーディに進みます。もちろん、テーブルの反対側に良さそうなプレゼントがあれば、席を立って奪いにいくので、会場全体が慌ただしくなり、歓声と悲鳴でカオスな状況にかなりエキサイティング！

そして盛り上がりが高まった所で、タイマーが鳴り響いて終了です。この時に手元に残ったプレゼントが「戦利品」です。最後、戦利品の包装を開いて、中身をみんなに見せびらかして終了、という流れです。

僕は途中まで4つのプレゼントを確保していたのですが、すぐに略奪されてしまい、結局戦利品は1つ、という結果でした。妻はかなり頑張り3つを確保。夫婦の戦果としては合計4つもゲットです！

そして気になる中身は、チョコバー、ココナッツミルク、バジルなどハーブのペスト、そしてカップヌードルでした！（ちなみに、家にたどり着いたのが夜中の2時半で、お腹が空いてしまったので夜食として戦利品のカップヌードルを食べてしまいました・・・）

ヒグチ家の戦利品👇

ヴァイキング式プレゼント交換の盛り上げ方

デンマーク人いわく、「略奪する際は、プレゼントを一つしか持っていない人から奪うのがいいよ！！めっちゃ盛り上がるから ニヤっ」とすごく嬉しそうにアドバイスもらいました。それ可哀想すぎる・・・。

しかも、このヴァイキング式プレゼント交換、子供がいても容赦なく奪うのがルール。大人は一喜一憂しながら楽しめますが、子供は自分のプレゼントが奪われていくので、泣きそうです、というか泣いてました  (>_<)　

でも「人生の厳しさを教えないといかん」そうです。クリスマスも容赦ないヴァイキングでした・・・。